山田進太郎/メルカリ創業者の経歴/愛知県出身/早稲田大学卒
引用:ダイアモンドシグナル

山田進太郎さんは誰?どんな人?

愛知県瀬戸市出身、1977年生まれの男性。早稲田大学出身、フリマアプリ大手、株式会社メルカリの創業者。2014年に結婚(妻帯者)。また著名なエンジェル投資家でもあります。

山田進太郎さんの経歴

幼少期~学生時代

ご両親は自営業(父:弁護士/母:税理士)。

元々は内向的な性格だった山田進太郎さん。愛知県の有名私立進学高校に入学してから将来の夢を考えるように。当時、本が好きだったことあり小説家や建築家を目指したが、才能の限界を感じて挫折。

その後、早稲田大学に進学。在学中、NPOアイセック(世界100以上の国と地域に支部を持つグローバル学生ネットワーク組織)や早稲田リンクス(フリーペーパー・イベント・WEBの三媒体を展開する学生団体)に所属。

その頃、普及し始めたインターネットに興味を持ち猛勉強。インターネットの知識を買われ、早稲田リンクスの三代目代表に就任。仲間と一緒に活動していくうちに、内向的だった性格も変化、リーダーシップを発揮し始める。

当時、創業期だった楽天会社でインターンシップ生として楽天オークションの立ち上げに携わる一方、自身の事業として映画専門のコミュニティーサイト「映画生活」を立ち上げる。

大学卒業後

大学卒業後に株式会社ウノウを設立。写真・動画共有サイト「フォト蔵」、映画専門のコミュニティーサイト「映画生活」などのヒット作をはじめ多数のWEBサービスを開発・運営。

後に世界で通用する分野としてソーシャルゲームに着眼&開発に舵を切り、街を育てる携帯ゲーム「まちつく!」がヒット作に。

ウノウ創業期の山田進太郎氏

2010年8月3日、自身のビジョンとして描いていた世界に通用するサービスにすべく、ウノウを米国ソーシャルゲーム大手のZynga社(ジンガ社)に数十億円で売却。

その後、ソフトバンク社とジンガ社が合弁で設立したZynga Japan(ジンガジャパン社)のジェネラルマネージャーとして在籍。

同社を2012年に退社後、世界中を回り知見・見聞を広めた後、13年2月に株式会社コウゾウ(現:株式会社メルカリ)を創業。 アプリによる個人間のフリーマーケット市場を切り開く。

後に、ネット興亡記のインタビューで山田進太郎さんは、メルカリの原点は世界一周旅行の最中に参加したボリビアからチリに行くツアーだったと語っています。

世界一周の頃の名刺

「発展途上国は貧困層が多く、自分が生まれた日本(先進国)との格差を痛感した。世界の資源は有限なので、全人類が先進国の人達のような生活ができるわけではないが、自分がこれら格差解消のために何かできることはないかを真剣に考えるようになった」

「世界一周旅行から帰国した時、日本はガラケーからスマホへの移行期へ入ったばかり。将来、世界中でスマホが使われる時代が必ず来る」

「アプリの仕組みを活用し、新品ではなく個人間で中古品の流通(二次流通)を作り出せば、新品を買えない人達のニーズも満たせ、モノの価値格差が解消される。そうなれば貧困層も欲しいモノが見つかり易くなり、貧富格差解消につながる!と思って、メルカリの開発に着手した」

メルカリ創業~上場

メルカリは創業から僅か2年で国内2000万ダウンロードを記録、事業は急拡大していきます。世界で使われるサービスを目指すべく欧米等の海外にも拠点を拡大。2016年には日米合計で3200万ダウンロードを記録。

この頃、既にメルカリの国内事業は黒字化していましたが、グロバール戦略に拘る山田進太郎さんは急拡大する事業の課題と戦略について以下のように言及されています。

「国内、米国、ヨーロッパ(イギリス)の他拠点になることで組織マネジメントがかなり大変になってきた。何か落とし穴がある気もする」

「国際競合との差別化も必須になってくる。ツイッターがFBに追いつけないのはテクロノジー投資額の違いだと分析しています」

「なので、今後、海外で勝つためにはR&Dプロジェクト(新規事業)やテクロノジー開発に大きな投資をしないと勝てないと考えている」

その後もメルカリ社は個人間フリマアプリ以外にも、物流、ライブ動画、シェアリング等の新規業容へ積極投資。順調に拡大していきます。

2017年4月、グローバル戦略をより強化すべく、自身は会長職へ。国内代表取締社長に小泉文明氏が就任。米国トップにはジョン・ラーゲリン氏を据える。

2017年12月にはメルカリの累計ダウンロード数が1億件突破。

2018年6月19日に東京証券取引所マザーズ(現:東証グロース)に新規上場。

「人材、テクノロジー、海外への3軸で投資を行い、世界的なテックカンパニーを目指す」

↑上場時に山田進太郎さんはこのように話しています。

メルカリの起源とも言える”国境地域を超えた世界的プラットフォームの創造”。この揺るぎないビジョンを強く感じる印象的な上場プレゼンテーションです。

ちなみに、メルカリが東証マザーズに上場した時の資産は約2100億円(終値ベースの時価総額7172億円に対する保有株式数から算定)。2022年度版の長者番付では8位にランクイン。

2022年日本人富豪長者番付ランキング

山田進太郎さんは著名投資家でもある

  • 株式会社富士山マガジンサービスー創業株主ーIPO(株式上場)
  • 株式会社gumiー創業株主、元社外取締役ーIPO(株式上場)
  • 株式会社Cerevoー創業株主、元社外取締役ーEXIT(M&A)
  • 株式会社CAMPFIREーエンジェル投資
  • 株式会社メドレーーエンジェルーIPO(株式上場)
  • 株式会社クラウドワークスーエンジェルーIPO(株式上場)
  • スマートニュース株式会社ーエンジェル投資
  • 株式会社Progateーエンジェル投資
  • 五常・アンド・カンパニー株式会社ーエンジェル投資

その他、エンジェル投資しているスタートアップが十数社あり

山田進太郎さんの名言・フレーズ・左右の銘

◆左右の銘◆

ローマの文筆家ユリウス・カエサルの言葉に「ローマが地中海世界の多様な民族・地域で拡大していくために寛容さが必要だった」がある。

メルカリも多様な人達に対してサービスを行う上で寛容さが必要とされるはず。なので「寛容」を座右の目にしました。

◆名言・フレーズ◆
「自分しか知らない真実を証明するのが起業家。批判にさらされても試行錯誤を続け諦めなければ絶対に成功する」

「世の中の頭のいい奴らが目指しているのと同じ「山」を目指しても負けは見えています。だから、小さくても別の「山」を自分で作り、自分の価値を活かすことが大事」

「ピュアにやりたいことをやる。本当にやりたいことをやる。小さいことで儲かる事より、大きくて儲からないことがいい」

これからの山田進太郎さんをウォッチ

2019年9月27日、メルカリの社長に復帰することを発表。

その後もメルカリは順調に成長を続け、金融事業、スポーツ事業にも参入。

そして、2022年6月1日、メルカリは東証グロースからプライムへ市場を変更。新たなステージに立ち、夢の実現に向かってスタートを切っています。

日本を代表する起業家「山田進太郎さん」。夢を実現するためにチャレンジし続ける姿は、起業家だけでなくあらゆる人の生きるヒントになると思います。

これからも起業家・山田進太郎さん人生から学べそうなことを定期的にアップデート&配信していきますので、是非ニュースレターをご拝読下さい。

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